眼底出血では早期治癒を

眼底出血すると眼の網膜の血管が切れて出血して物が見えづらくなります。眼底出血のおもな症状は、視力低下かすみ飛蚊症などです。眼底は瞳の奥にある眼の底で、この眼底に外からの映像が映っています。糖尿病などの成人病が原因となって血管が詰まったり切れやすくなり、結果として起きるのが眼底出血です。治療が遅れるとその分眼底出血量が増えるため失明の危険も起きてきます。眼底出血は検査して早めの治療が重要となります。

眼底出血治療と糖尿症

眼底は50年前まで眼底出血を起こしてもすぐ治療する事は不可能でした。ドイツ眼科医が眼底に強い光をあてると白く凝固して眼底出血にこの治療法が有効であり、凝固により眼底出血が吸収され治癒できることがわかりました。しかしこの治療法は眼底出血していない正常な眼底部分に悪影響を与えます。そこで副作用が少ない眼底出血治療法としてレーザー治療法が登場、現在では様々なレーザー光の色を使い、眼底出血の部位や量にあわせて適切な治療と治癒ができるようになっています。

眼底出血の原因は多く、なかでも糖尿症の眼底出血は重要で、成人の失明原因の第一位。糖尿病になると網膜の血管がもろくなって突然血管が破れ大きな眼底出血となります。眼底出血は自覚症状前に発症してるので、早期治療のためには定期眼底検査が大事です。眼底出血の治療には薬物療法、レーザー光線による手術、硝子体切除手術などですが原因の病気がある場合はその病気治癒が必要です。

眼底出血原因と症状

眼底出血とは網膜や硝子体の出血という症状であって病名ではありません。どのような出血原因であっても眼底検査によって出血が見つかれば眼底出血となります。眼底出血の原因は高血圧や糖尿病そして腎臓病など全身病によるもの。眼の網膜血管の動脈硬化。外傷や後部硝子体剥離による網膜裂孔ができる際に生じる眼底出血。これらのように分かれます。

眼底出血でも動脈硬化に基づくものでは、動脈と静脈が交わるところで圧迫が起こり出血が生じます。眼底出血があった場合には、網膜の状態を診察した上でレーザーによる治療を手術が有効な場合があります。出血の程度が軽ければ視力が戻ることも多く、眼底出血は必ずしも脳出血や脳梗塞の前触れということではないということ、そして眼底出血は痛みはないということなので、痛みの症状があればその原因は別となります。原因となる病気がないときでも眼科の眼底検査を受けておくことが発症しても早期治癒となります。